■109町田
渋谷ギャルのメッカ・109が、町田にもオープンした。
町田には、もともと丸井、東急、ルミネなどがあり、近隣の高校生〜大学生が回遊している。スピック&スパンやユナイテッドアローズグリーンレーベルリラクシング、コムサストアなど、今人気のショップが入っている。ウェアや雑貨だけでなく、食品も、歩いていける距離に使える有名店が林立していて、学生のテーマパークさながらだ。
さて、町田109は、JR、小田急町田駅から徒歩5分の好立地で、渋谷109の人気ブランド、セシルマクビーなどが入るフロアが地下1F〜5Fまである。しかし、地階は小〜中学生向けフロア、4FはHMVとムラサキスポーツ、5Fにはデニーズが大きなスペースを占め、純系の109系ショップは、ウェアに関していえば、実質2F、3Fのみ。そこには、エゴイスト、ラブボート、ミージェーンといった、代表的なブランドが入っていない。しかも、6Fは公民館!1F入り口でエレベーターを待つおじいさんがいた。渋谷のような激しさはないので、お母さんも町田109なら安心して行かせてくれるだろう。
そういうわけで客層はまちまち。ギャルママ、金髪女子高生、ギャル卒業生あたりは、渋谷と同じだが、ここでは、普通
の大学生、小学生なども目につく。
町田109で注目すべきは、地階の小〜中学生向けウェア売り場。昔は単なる憧れでしかなかった服が、しっかり現実化していて、圧巻だ。昔なら、小学生が自分の好みを反映できるのは文房具のような小物だけ。今の子供にまつわる消費パワーのすごさを感じる。
そして、5Fのスタジオセガ。セガのゲームセンターなのだが、ここは男性のみの入場を禁止している。UFOキャッチャーやプリクラなど、お馴染みのゲーム機が所狭しと並ぶが、普通
のゲームセンターのような不潔さがない。ギャルは汚い所でも男子OKでも入っていくが、普通
の女の子は違うだろう。実際、たくさんいたお客はギャルではなく、ごく普通
な女の子達だった。
特に人気なのは、コスプレ衣装の無料レンタル。中国服や看護婦、パーティドレスなど、バリエーションが豊富で、プリクラを撮ったりして楽しむものらしい。
そして、3FのPOSIE。トリンプのやっている下着ショップで、AMO'S STYLEとピーチジョンを足したような内容だ。派手だけど、かわいい。ビッチじゃない、という所か。そういえば渋谷109に入っている下着ショップは、ピーチジョンだが、こちらの方がビッチ度が高い。ちなみに、POSIEは王様のブランチでも取り上げられたらしい。
競争の激しい町田駅周辺ゆえに、それぞれのビルがうまく住み分けてはいるものの、普通
の女の子を喜ばせる売り場は他にいくらでもある。例えば、丸井地下の「パクトリー」。フロア一面
にテーブルを配し、今ヒットしている菓子ブランドのテイクアウトカウンターがぐるりとフロアを囲んでいる。好きな物をつまみ食い感覚で楽しめるスペースだ。
普通の女の子をターゲットにして、どのくらい優位性を出せるのか、そして、町田のギャル道を支える拠点になりきれるか、プチギャルで終わるか、要チェックだ。
TEXT&PHOTO:須藤由香