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consumption009 第2次ベビーブームの慎重志向が支えるグリーンレーベル人気
1970年代前半に生まれた第2次ベビーブーム世代は、浮ついた宣伝文句に踊らされない。消費に対して慎重で、堅実であり、買っても損をすることが少ない無難な物を買う傾向が強いといことは以前にも書いた。
そういう第2次ベビーブーム世代に今人気のブランドがグリーンレーベル・リラクシングだ。
グリーンレーベルは若者に人気のブランド、ユナイテッド・アローズのサブブランドであり、ユナイテッド・アローズがやや高級志向であるのに対して、グリーンレーベルは少し値段が安め。スーツだとアローズでは7万円から10万円はするが、グリーンレーベルなら3万円台。シャツはアローズなら12000円くらいだが、グリーンレーベルなら7800円くらいだ。
価格的には決して安物ではない。品質と価格とのかねあいでは、ちょっと高いかなという印象だが、そこはまあ人気ブランドのユナイテッド・アローズだからということで納得するしかない。
もちろんユナイテッド・アローズでは敷居が高すぎるという人にとっても、グリーンレーベルなら買いやすいという効果もある。つまり市場を縦に広げるだけでなく、横にも広げているのだ。
また、グリーンレーベルはメンズ、レディースのほかに子供服もある。つまり、結婚し、子どもを産み始めた第2次ベビーブーム世代のためのブランドなのだ。独身時代はユナイテッド・アローズを着てくれた世代に、子どもができてもおしゃれを忘れずにアローズブランドを着て欲しいという戦略なのである。
しかし、子供が生まれればやはり財布は厳しくなる。でもそれなりにおしゃれはしたい。スーツ・カンパニーでは少し寂しい。そういう第2次ベビーブーム世代の潜在需要を、どうもグリーンレーベルは満たしているようなのである。
子育て期だからということもあり、色や柄はすこし地味めで、バリエーションも少ない。茶色、紺、ベージュなどの基本的な色が多い。しかし、形やディテールにさりげなく今の流行が取り入れられている。どうみても無難であり、冒険はない。しかしそれがまさに第2次ベビーブーム世代に受ける理由なのである。
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