1971〜74年生まれのニセ団塊ジュニアは、すでに29〜32歳だから、平均的な女性であれば、そろそろ第1子が生まれているころだ。これまでは若者マーケットの代表だった彼女たちが、今度は母親として市場に登場するのだ。
団塊ジュニアママ市場のひとつの方向性を示しているのが雑誌「LEE」でカリスマ的な人気を集めているモデル、雅姫(まさき)だ。夫は元Jリーガー。誌面にはいつも一人娘のゆららちゃんとともに登場し、理想的な団塊ジュニアママのイメージを提供している。
雅姫は1972年生まれのファッションモデルだが、今は自由が丘に衣料や雑貨の店「ハグ オー ワー」を2店舗持ち、その店の商品を自らデザイナーとしてデザインしている。今年3月に出たムック「私の好きな『暮らし』のかたち」は7月にはすでに6刷である。
そのムックで彼女が好きなものとして挙げているのは、「ナチュラルで肌に優しい生地、ユーズドの家具、手になじむ道具、温かみのある白の器、キッチュで小さな雑貨、とにかくかわいい子供用のもの、一つ一つに思い出のあるアンティーク・・・・・・飾っておくだけじゃなく、使っていくうちに愛着が増す」ものだという。
もうひとり、ニセ団塊ジュニアのカリスマがchiharu(1970年生まれ)。テレビタレントだが、インテリア、ファッションの目利きとしても頭角を現し、2002年6月に「love home」を出版。同年12月「loving childre」、今年7月には「loving cafes」を出すなど、ますます人気が持続しているようだ。どれも最近のカフェ、雑貨屋の感覚に満ちたインテリア、生活提案の本である。雅姫とはセンスが違うが、しかしそこに配されている家具、雑貨などは、アンティークであったり、手作り風であったり、雅姫とかなり近い。
chiharuは、ファッションデザイナーの夫と一人息子の登生(トーイ)くんとの3人家族だ。家族の形も雅姫と似ている。3人家族だからこそ、無理なくマイペースで生きていけるということなのかも知れない。肩肘張らず、リラックスしながら子育てを楽しみたいと思っているのだろう。
他にも、パリの子供部屋を撮影した本「パリの子供部屋」、0歳から10歳の子どものためのインテリアブック「children's spaces」という本も出ている。インテリアブームが長く続いているが、ニセ団塊ジュニア世代の女性の出産を機に、今度は子ども部屋ブームが起きそうだ。
*関連サイト consumption 008 「くまのがっこう」と団塊ジュニアママの不思議な関係
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